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たまーに書きます


by d_w_child
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太陽が出ないと日中もすこぶる寒い。

ダハブでだらだら過ごしたあとは、早朝のバスでスエズに行き
そこから列車でイスマリアとかいう田舎町へ。
ダイビングできないのにダハブビーチにいてもしょうがないしね。

太陽が出ないと日中もすこぶる寒い。_f0106557_18574245.jpg

ていうか、ダハブで見た日本人男性、ダサすぎ。恥ずかしい。
「旅の達人」を気取ってんのかどうかわかんないけど、
小汚い服に無造作に伸びた髪。似合ってない。
それを束ねたりね。
坊主頭にめがね、サンダル。変なマントみたいなのを羽織ってホテル内をうろついてるのもいた。
おいおいそれはないだろ・・・。
確かに小汚い格好のほうがぼられないかもしれないし荷物も少なくすむけど
さすがにそれは・・・

「日本人」という看板をしょって歩いているということを念頭に置いてほしいもんです。
ワタシも人のことを言えた義理ではないですが、それにしてもひどすぎる。
ハルガダで聞いた韓国人と日本人の見分け方

韓国人;服装が洗練されてる
日本人;汚い

確かに言えてるよ、こんなんじゃ。

ハルガダの早朝、バス停までを歩いていると犬がたくさん。
クッキーあげたら入れ替わり立ち代りついてきて、
結局バスまで送ってくれた。
この旅で一番名残惜しかった別れかもしんない。



大昔の地層がひっくり返ってそのまま岩山になったストライプの風景を眺めながら7時間バスに揺られる。
風景は次第に岩山礫山から砂山地平になっていく
緑も見え始め、ああ、水のあるところへ近づいているんだという気になってくる。

途中の関門で荷物検査をされたんだけど、こっそり写メ撮ったらバレてアーミーに注意された。
「デリート」といって消したら確認されなかったので、
保存を押しとけばよかった。なかなか撮れない写真なのに惜しかったな・・・。


スエズで腹ごしらえをして、早速駅を探してイスマリアへ。
3等車しか出ていなかったけど、なかなか楽しかった。
親子づれの子供が話しかけてきて、ずっと彼としゃべってた。英語しゃべれなかったけど。
途中で参加した姉妹の小さい子はほんとにかわいくて、もっとしゃべりたかったけど男の子に邪魔されて話せず。
なかなかわがままです、こいつ。

別れ際に携帯を3ポンドで売ってくれと(たぶん)言ってきてしつこかった。
それは無理だぞ少年、60円では日本じゃフィリックスガムしか買えん。

母子も去っていよいよ一人。
社内に照明はなく、真っ暗な電車は何もないところを走ります。
ぼろぼろの椅子に座って吹きっさらしの窓から見る町の風景。
こういうところにふらっと降りたいけど、多分やまだかつてない規模で迷子になる。

とりあえず今回の旅では行くのはやめときます。
ていうか、駅名が全部アラビア文字なんだけど降りる駅わかるんだろうか・・・?


ま、結局終点だから無事つけたんだけども、やっぱ駅名はアラビア文字でした。
頼りにしていた宿は満室。近くの宿を教えてくれたのはいいけど、そこって60ポンドですよおとうさん。
あなたの宿は10ポンド。明らかに客層じゃないじゃない。

しょうがないので少し歩いて40ポンドの宿へ。
ちょっと迷ったけど、なんか高級そうな宿・・・って、星が飾ってあるよ!?
2つ星の宿か・・・まぁいいや。
タクシーを使ったか聞かれ、使ってないというとなぜか45ポンドにされた。いみわかんねぇ。
しかもここもあと1室しかないそうです。行くところもないしここにしたけど・・・部屋がすこぶる汚い。
このシーツ絶対に洗ってない。
ベッドが3つあったけど、どれに寝ればいいのか真剣に悩みました。
ダハブの15ポンドのベニヤ小屋のがよっぽどいい。

翌朝屋上に上ってみると・・・すっげぇ大都市なんですが。
田舎に行きたかったのにとんだ大誤算。
観光施設がないからガイドブックにはほとんど書いてないだけで
街自体はクソでかいです。

まあいいや、今までできなかった買い物とか、映画とかいこう。
そうだ、その前にまずトイレ。

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

・・・昨夜はそんなに寒くなかったのに、何で下痢なんだろう?
まあいいや。
さて散歩だー。

街をふらふらしつつBEACHの看板を見つけ行くも、見当たらず。
代わりに漁をする人たちを見て、よくわかんない小道に入ってロバと歩いたりした。
と、グルグルグル・・・
おおっとぅ
えっと、どこで・・・
あ、この草陰でいいや。ロバが見てるけど。














・・・紙ないんだよねー・・・この葉っぱ・・・

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

フキフキ。

しかしなんだこれ。
いままでは汚い洋式便所だったのでモノの確認はしてなかったんですが、
これ・・・便って言うか・・・粘液?え?なんか赤いのも混ざってるし。


赤痢?


いやいやいやいや。
そうかー。
感染症かー。

しーらないっ

感染症なわけがない。きっとおなかが冷えたんだ。
そう自分に言い聞かせ、帰り道に漁師と話しながらちょっと仕事手伝ってホテルへ。
「6時に来い、船に乗せてやる。夕日はいいぞ。」
ありがたいけど、その時間じゃもう日は沈んでて寒いよ。
「行けたら行く」の言い方がわからず、メイビーとだけ言って離れた。
おっちゃん英語できないけどね。

ホテルに戻る途中、またもや腹痛が。
うおぉう。
こんなボロホテルで療養はいやだ。60ポンドのホテルへ移動しよう。

荷物をまとめ、ちょっとだらだらしてチェックアウト。
駅前のホテルへ移動です。

グキュルルルルルル・・・・

下痢のときは、トイレに行ったら即行動しましょう。

腹を押さえつつ勤めて冷静にホテルへ。
 いくら?
「85ポンド。」

高っ!!
なんだそれ!?
しかしそれが一番安い部屋なんだって。もう安ホテルじゃねぇよ。

「部屋を見るか?」
 う、うん。

早く部屋に入ってうんこしたいけど、一応見とかないとな・・・うおっ、すっげぇいい部屋じゃない!
つか、まだ掃除中かよ!
は、早く部屋を空けて・・・


ロビーで気の遠くなる時間を待ち、部屋に入るなりトイレへ。
産みの苦しみ。

しかしいい部屋です。
テーブルと椅子はあるしテレビありホットシャワーあり清潔なベッド、エアコンに冷蔵庫までついてる。
こりゃ85でも納得ですわ。朝食付きだし。

夕方までうなってましたが、
だんだん粘液自体も赤みを帯びてきたような・・・?
百草丸(長野県にしかない胃腸薬)じゃ効くわけもなく、薬を買いにいくことに。

金曜日はエジプトは休日なので心配でしたが、なんと24時間やってる薬局が。
「これが坑バクテリア剤。これが下痢止めで・・・」
 これとこれ。

太陽が出ないと日中もすこぶる寒い。_f0106557_19381616.jpg

バクテリアキラー入手!もう怖いものはない!!
どんとこいいろんな食い物!!!(あ、寄生虫はだめ。)

とりあえず2つの薬を買い、
気分がいいのでそのままマーケットで買い物。
翌日の分の食糧とか買い込むことにしました。

しかし薬があるって思ったら元気になった。単純だな。
そしてマーケットが安い!
すごいよ、むしろいっぱい買うなら小売店より安く済むかも。お菓子の相場も確認。

太陽が出ないと日中もすこぶる寒い。_f0106557_19402366.jpg

こんなに買っても600円しない。
すばらしい。

ホテルに戻って薬を飲み、コーンフレークとかパン食ってテレビ観て寝る。
最初は微妙に感じたエアコンの暖房も効いてるらしいし
あったかいシャワーとあったかい布団でこのホテルにしてほんとによかった。

翌朝には体調もほぼ回復し
本当はスエズ運河の地中海側に行こうかと思ってたけど
ここら辺は雨の多い時期で今も外で降ってて寒いので、カイロに戻る。
今ならカイロにも対応できる気がする。

んでリコンファーム済ませてアレキサンドリアへ行き、そのまま今度は砂漠の旅だー。
by d_w_child | 2007-02-03 13:00 | 【過去】ふらっと旅行