かまくらを作ろう
2008年 01月 14日
僕の実家は長野県の南端の村にあり、長野県ということでなんか豪雪なんじゃないのとか言われるんですが、ほとんど雪は降りません。南なので。
長野県は南北に長くて、真ん中辺にでかい山脈が3本も入っているので日本海側は確かに豪雪地域ですが、半分から下の地域は30センチも積もれば大雪と考えます。(たぶん北の方では2メートルくらい平気)
そんな実家の1月1日、元旦。

カメラの内側のレンズが曇るほど冷える朝。天然の冷蔵庫です。部屋が。
う~ん寒いとカーテンをシャッと開けると

雪が

積もってる(薄く)
こりゃあアレをやるしかないでしょう!
かまくら作り。
幼少のころから毎年作りたいなーと思っていたものの積雪量が少ないという悪条件に加え、
力が無い・知恵が無いという大きな壁が立ちはだかり、高校生のあたりでは力を得た代わりに『やる気』をなくしたりして今まで1度も完成したことが無いかまくら。
成人して力も知恵もやる気も手にした今、雪も積もっているならやるしかないでしょう!
と、いうわけでそろえました。道具。
納屋や昔の豚舎などを漁りまくって集めた道具。コンパネ(木の板)を出してきたとき、カメムシがびっしりくっついて冬眠してたのにはビビリました。
さて、これをどう使うかというと・・・

こうなるわけです。
写っているのはイトコのリョウタ。高校3年という恥ずかしがりやな年齢なのに、かまくら作りというイベントに参加してくれたいい子です。
声も低くなって背も抜かされて・・・小憎らしいっ。
これを農作業用のビニール紐で結んで枠組みとし、中に雪をつめて固めてからくりぬこうという作戦です。
これは2年か3年前に正月番組でかまくらの作り方見て思いつきました。
それまでは手捻りの茶碗みたいに壁を作ったり、むやみに雪を積み上げて固めようとしてましたから、大きな進歩です。
猿は進化すると道具を使う。
シコシコとロープの長さを決めて縛ろうとしていたところ、ふらっと叔父が様子を見に来て
「そんなんじゃちゃんと固定できねぇずら、こうやらにゃ。」
と縛ってくれました。
そのまま手伝ってくれるかと思いきや、
「ま、紐よりもっと良い方法があるんだけどな~」
という台詞を背中越しに残しながら家の中へ入っていきました。
あ、ありがとう・・・できればそのもっといい方法を教えて欲しかった。
あとはせっせと雪を集めるだけです。
皿の付いていない一輪車になんかのプラケースを乗せ、雪をつめたら戻ってきて放り込みます。
雪かきで集めて一輪車に乗せ、型の中に雪を放り込んで戻って雪かきで集めて・・・の繰り返し。
あつい。
その間にリョウタには納屋で見つけた不思議な器具で雪をつぶしていてもらいました。
これ、あとで教えてもらったんですけど、土手とかをつぶして整地して、畑とか田んぼにする道具だそうです。
1畳の雪でこんなに疲れるんだから、畑なんて作ったらどんだけかかるんだ・・・これ。
しばらくこの単純な作業を続けていたら、またさっきの叔父がやってきて
「そんなチマチマやっとったんじゃダメだわ」
といって物置になっている旧豚舎の方へ。と、

ズガガガガガガガ
す、すげぇぇぇぇぇぇ!!!!!
超荒業!こりゃほんとにたくさん集まる。
しかしそのコンパネを片付けてまたすぐ家の中へ。
なんというか、ゲームの初期とかにピンチのたびに現れる解説キャラみたい。
いつまでも雪集めじゃつまらないので、作業交代。
た、たのしい~!
ふっかふかの粉雪でなかなか固まらないのが難点ですが、それでも繰り返しつぶしているうちに何とか様になってきました。
そこまでやったところで周りも結構暗くなってきたので、粉雪を固めるために水を少しかけ、このまま雪が積もればいいなーという願いをこめて、その日は終了。
翌日。

ピーカン
ノォォォウ!雪が!増えるどころか減っている!!!
家の前の道路の、昨日雪をかいたところはすべて溶けてなくなってしまったので、少しはなれたところまで雪集めに行きます。
そうそう、ここで昨日叔父さんがやっていたテクニックを使えばいいんじゃん!
無理。
昨日の粉雪と違って、溶けて水分を含んだ雪の重さは半端じゃない。
おまけに革靴で来てるから滑るすべる。
しょうがないので普通に雪かきでせっせか集めました。
今日は一人しかいないので、全部自分で。
つかれる。
とりあえず近場の雪は全部取ってしまったので、夜のうちに少しでも降ることを祈りつつ、2日目終了。
3日目。

家の中をあさってたら見つけた写真。
たぶん、僕。
他の写真が知らない子供たちばかりだったので、これが僕かどうかも本当は分かりませんが・・・。
程よく現実逃避したところで、3日目の朝は

完全に雪がなくなっていた。
もう、無理。
この日の夕方には実家を離れることになっていたので、無理やり成形に入ることにします。
とは言っても貯まっているのはひざ上の高さくらいまで。
このままではかまくらどころではありません。中で座ってくつろげない。
そうだ!

これを

こうすればいいんじゃないか?
座ることはできないけど、簡易便所みたいな感じで・・・
もはや方向が違ってきていますが、思い立ったが吉日。道具を持ってきてテコの原理です。

ふんっ
無理。

普通に考えてこの質量の雪を持ち上げられるわけが無い。

とりあえず紐を解いて

ふんっ(向こうに押す)
無理。

ふんっ(下にコンパネを差し込んでテコの原理)
無理。
無理だぁぁあぁぁああぁぁあぁぁあぁ!!!
もう、やめ!立てるのは無理!
かといってここに穴掘って潜り込む気にはならないし、でもこの3日間の苦労を水の泡にしたく無いし・・・。
そうだ。

ソファになりました。
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いろいろな難関が待ち構えており、今年も結局かまくらにはなりませんでしたが、これはこれでよかったんじゃないかと思います。
クッションの質感にはずいぶん苦労しました。
来年もきっと雪像を作ろう。
ところで、年の初めから「無理」って言いすぎだと思う。

なんかのお酒付き。
長野県は南北に長くて、真ん中辺にでかい山脈が3本も入っているので日本海側は確かに豪雪地域ですが、半分から下の地域は30センチも積もれば大雪と考えます。(たぶん北の方では2メートルくらい平気)
そんな実家の1月1日、元旦。

カメラの内側のレンズが曇るほど冷える朝。天然の冷蔵庫です。部屋が。
う~ん寒いとカーテンをシャッと開けると


こりゃあアレをやるしかないでしょう!
かまくら作り。
幼少のころから毎年作りたいなーと思っていたものの積雪量が少ないという悪条件に加え、
力が無い・知恵が無いという大きな壁が立ちはだかり、高校生のあたりでは力を得た代わりに『やる気』をなくしたりして今まで1度も完成したことが無いかまくら。
成人して力も知恵もやる気も手にした今、雪も積もっているならやるしかないでしょう!
と、いうわけでそろえました。道具。納屋や昔の豚舎などを漁りまくって集めた道具。コンパネ(木の板)を出してきたとき、カメムシがびっしりくっついて冬眠してたのにはビビリました。
さて、これをどう使うかというと・・・

こうなるわけです。
写っているのはイトコのリョウタ。高校3年という恥ずかしがりやな年齢なのに、かまくら作りというイベントに参加してくれたいい子です。
声も低くなって背も抜かされて・・・小憎らしいっ。
これを農作業用のビニール紐で結んで枠組みとし、中に雪をつめて固めてからくりぬこうという作戦です。
これは2年か3年前に正月番組でかまくらの作り方見て思いつきました。
それまでは手捻りの茶碗みたいに壁を作ったり、むやみに雪を積み上げて固めようとしてましたから、大きな進歩です。
猿は進化すると道具を使う。
シコシコとロープの長さを決めて縛ろうとしていたところ、ふらっと叔父が様子を見に来て「そんなんじゃちゃんと固定できねぇずら、こうやらにゃ。」
と縛ってくれました。
そのまま手伝ってくれるかと思いきや、
「ま、紐よりもっと良い方法があるんだけどな~」
という台詞を背中越しに残しながら家の中へ入っていきました。
あ、ありがとう・・・できればそのもっといい方法を教えて欲しかった。
あとはせっせと雪を集めるだけです。
皿の付いていない一輪車になんかのプラケースを乗せ、雪をつめたら戻ってきて放り込みます。雪かきで集めて一輪車に乗せ、型の中に雪を放り込んで戻って雪かきで集めて・・・の繰り返し。
あつい。
その間にリョウタには納屋で見つけた不思議な器具で雪をつぶしていてもらいました。これ、あとで教えてもらったんですけど、土手とかをつぶして整地して、畑とか田んぼにする道具だそうです。
1畳の雪でこんなに疲れるんだから、畑なんて作ったらどんだけかかるんだ・・・これ。
しばらくこの単純な作業を続けていたら、またさっきの叔父がやってきて
「そんなチマチマやっとったんじゃダメだわ」
といって物置になっている旧豚舎の方へ。と、

す、すげぇぇぇぇぇぇ!!!!!
超荒業!こりゃほんとにたくさん集まる。
しかしそのコンパネを片付けてまたすぐ家の中へ。
なんというか、ゲームの初期とかにピンチのたびに現れる解説キャラみたい。
いつまでも雪集めじゃつまらないので、作業交代。た、たのしい~!
ふっかふかの粉雪でなかなか固まらないのが難点ですが、それでも繰り返しつぶしているうちに何とか様になってきました。
そこまでやったところで周りも結構暗くなってきたので、粉雪を固めるために水を少しかけ、このまま雪が積もればいいなーという願いをこめて、その日は終了。
翌日。

ノォォォウ!雪が!増えるどころか減っている!!!
家の前の道路の、昨日雪をかいたところはすべて溶けてなくなってしまったので、少しはなれたところまで雪集めに行きます。
そうそう、ここで昨日叔父さんがやっていたテクニックを使えばいいんじゃん!
無理。
昨日の粉雪と違って、溶けて水分を含んだ雪の重さは半端じゃない。
おまけに革靴で来てるから滑るすべる。
しょうがないので普通に雪かきでせっせか集めました。
今日は一人しかいないので、全部自分で。つかれる。
とりあえず近場の雪は全部取ってしまったので、夜のうちに少しでも降ることを祈りつつ、2日目終了。
3日目。

たぶん、僕。
他の写真が知らない子供たちばかりだったので、これが僕かどうかも本当は分かりませんが・・・。
程よく現実逃避したところで、3日目の朝は

もう、無理。
この日の夕方には実家を離れることになっていたので、無理やり成形に入ることにします。
とは言っても貯まっているのはひざ上の高さくらいまで。このままではかまくらどころではありません。中で座ってくつろげない。


座ることはできないけど、簡易便所みたいな感じで・・・
もはや方向が違ってきていますが、思い立ったが吉日。道具を持ってきてテコの原理です。

無理。



無理。

無理。
無理だぁぁあぁぁああぁぁあぁぁあぁ!!!
もう、やめ!立てるのは無理!
かといってここに穴掘って潜り込む気にはならないし、でもこの3日間の苦労を水の泡にしたく無いし・・・。
そうだ。

いろいろな難関が待ち構えており、今年も結局かまくらにはなりませんでしたが、これはこれでよかったんじゃないかと思います。
クッションの質感にはずいぶん苦労しました。
来年もきっと雪像を作ろう。
ところで、年の初めから「無理」って言いすぎだと思う。

by d_w_child
| 2008-01-14 21:27
| 【過去】レポート

